利益と雇用

2011/10/21 05:51

何かの自己啓発本に
「会社から貰える給料の3倍の利益を稼ぎなさい。」
と書いてあった。
ミクロの視点からみれば、その理屈は正しいように見える。
利益がなければ組織は存続できないので、当然だ。

だけど「自分は給料の3倍を稼いでいるぞ!」という実感を持っている社会人がそんなに沢山いるとは思えない。

実際には、ここにパレートの法則が当てはまるのだろうと思う。
2割の人間が、全体の8割の利益を稼ぎだしているはずだ。

その仮定をふまえて、人は2種類の選択肢を選べることに気付く。

 「2割の稼ぐ人になるか?」
 「8割の稼がない人になるか?」

自然の摂理として、8割は稼がない人になることを選ぶのだ。
それでも上手く組織は機能する。

だが、例えばここで2割の稼ぐ人に相応しいポストを与えず
8割の人に良いポストを与えてしまったらどうなるだろう?

2割の稼ぐ人は「稼ぐ能力」があるので
自分を優遇しない組織にとどまる理由は全くない。
さっさと組織を離れるだろう。

すると、残った8割の中から新しい8:2が生まれる。
アリの巣と同じことが起こるらしい。
しかし、新しい2割は前の2割よりは能力的に劣る。
当然だ。

ここでまた8割の人を優遇したらどうなるか?
エンドレスに前述の流れが繰り返されるだけだ。
組織の弱体化。大企業病の一因だ。

無能を優遇するという行為は、【決定的な】間違いなのだ。

本田宗一郎は、息子に会社を継がせなかった。
それをしてしまうと組織は終わってしまう。
大王製紙のバカ息子みたいのを優遇してはいけないのだ。

それが今や国家レベルで起きているんだと考える。
2割の優秀な人材が海外に流れて8割の雇用が失われているのだろう。

お金に対する罪悪感

良いビジネスというのは、概して人間本来の欠点を利用する。
大きい数字を瞬時に理解できない性質、罪悪感、劣等感などをたくみに利用して、価値を売りつける。

良いビジネスと詐欺はとてもよく似ている。
違いはモノの価値に対して顧客が納得しているかどうかだけの差だ。

その手法は高度に最適化され組織化され、今やどのような職種であってもそのような汚い側面を持っているように見える。

何もかもがビジネスという俎上に載せられる。
誰もが仕事という名のもと、そのどす黒い塊の中に飛び込まなければならない。
資本主義のルールなのだからしょうがないらしい。

極端な見方だけれど、僕にはそれは罰ゲームのようにしか思えない。
金を稼げば稼ぐほど、人間の尊厳が失われていくような気さえする。

金を稼げない人間は、金に罪悪感を持っているから金を稼げないらしい。
金持ち父さんに書いてある。
しかし、本質的に金に対して罪悪感が伴うのは当然のことだ。
金が生まれる瞬間、どこかで誰かが負債を抱えるのだ。

海外にサービスを売って外貨を稼ぐのならまだましだ。
このゲームは血の流れない戦争なのだから、良いモノを売って金を海外からぶんどってきて同胞の生活を向上させるしかない。
血が流れるよりはよっぽど良い。

しかし、実際は国内で限られたパイを奪い合うために同胞同士で殴り合っている。
そして、iPhone や iPhone のようなもので後頭部を殴られている。

立派なクソゲー

03:20

なぜだろう?
スタート時点から毒をくらっているのに、回復する手段がないのだ。
外を歩けば自分のレベルに見合わない強敵だらけ。
敵はチートという魔術を使っているそうだ。

街には教会がないので、万が一にもモンスターにやられる訳にはいかない。

酒場で仲間を集おうにも、仲間の数は年々減る一方。
そして、なぜか僧侶しかいない。
数少ない屈強な仲間達は、魔王の側に寝返ったそうだ。

武器屋に行っても、良い武器は高すぎて買えない。
そもそも外にいる敵が強すぎて戦えないのだから、ゴールド自体がないのだ。
最初はそこそこの武器を買いたいところだが、使いこなせないような武器しか売っていない。

せめて薬草を買いだめしたいところだが、毒の沼からの毒気を浴びていて逆効果らしい。

考えてみれば、王様は最初の準備金を出すのもしぶっていた。
それどころか、王様は魔王に宝物を献上しているという噂さえある。
妃が実は悪いモンスターであると知る者も沢山いるのだが、皆どうすることもできない。
最近では、「それならそれでしょうがないのではないか。」等と言い出す者も出てきた。
「むしろ、それこそが私達に必要だ。」という輩までいる。
彼らも実はモンスターなのだろうか?

街の人々は勇者一行を応援する素振りがなく、逆に罵っている。
それどころか、「ドラゴンが格好良い」という話題で持ちきりだ。

それでも街の人達は、私が戦うことを望んでいる。
この地方に伝わる古の風習で、戦う以外の選択肢は無いのだという。

私は一体どうしたら良いのだろうか?

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